気象研究:目指せ予報士開始2018年9月20日
高層観測 数値予葉 短期予報 週間予報 1ヶ月予報
季節予報 予報精度 気象現象 気象災害 一般知識
地上観察 気温
2風の観測
1.風速
風速の単位:m(メートル)/s(秒)
1秒間に何m空気が移動したか?風速の最小単位は0.1mです。
速度=移動距離÷時間
風は地上との相対的な空気の距離で、方位と速度を持つベクトル量
気象ではKt(ノット)と言う単位も使う。船の速さはKtが多い。
1Ktは1NM(海里)進む速さ。1NM(海里)=1、852Km
2.風向
風が吹いてくる方向。
16方位で言い表す。東西南北・・・
天気予報では8方向で表す。
国際通報式(SYNOP−シノップ)や気象台の観測機器では36方位の場合もある。
3.風の観測機器
3−1風杯型風速計
3−2風車型風速計
3−3超音波型風速計
音波の伝播速度が風速よって変化する事を利用。
風速の弱いとき、気流の乱れ率の測定に適する。
風の観測時間と場所
4−1時間
風速測定10分間の平均値
4−2場所
地上10mに設置するのが望ましい
平均風速・最大風速・最大瞬間風速の定義
5−1平均風速
10分間の平均風速
5−2最大風速
10分間の平均風速の値の最大値
5−3最大瞬間風速
測定期間の瞬間風速の最大値
5−4最大風速と最大瞬間風速の関係(突風率)
最大瞬間風速は平均風速の1.5倍から2倍程度ーーー地形の影響により場所により変化
*突風率ーーー最大瞬間風速÷最大風速(平均風速)
風は地表の形状と構造建築物により変化する事を風の息と言う。
観測データーは局地性の強い地上波ですが、観測データーの補正は行わない。
飛行場における風速観測
航空機の離発着の際に風向風速に大きな影響を与えるので、2分間の平均風速を用いる。
航空機に関係ないところの観測点では10分間の平均風速が風速です。
飛行場ではこれより短い時間になっている。
1時間程度の2分間平均風速と10分間平均風速の最大値を比べると2分間平均風速の値の
方が大きい。最大風速は平均風速の時間が短くなるほど大きくなる。
ビューフォートの風力階級
風速と人の感じる強さと風見や木の葉などの動き
風力
階級
開けた地面から10mの
高さにおける相当風速
地表物の状態(陸上)
0.3m/s未満 静穏。煙はまっすぐの昇る
0.3m/s以上1.6m/s未満 風向は、煙がなびくので分かるが
風見には感じない
1.6m/s以上3.4m/s未満 顔に風を感じる。木の葉が動く。
風見も動き出す
3.4m/s以上5.5m/s未満 黄の葉や細かい小枝絶えず動く。
軽い旗が動く
5.5m/s以上8.0m/s未満 砂ほこりが立ち、紙片が舞い上がる。
小枝が動く。
8.0m/s以上10.8m/s未満 葉のある幹木揺れ始める。
池や沼の水面に波がしらが立つ。
10.8m/s以上13.9m/s未満 大枝が動く。伝染が鳴く。傘は、さしにくい。
13.9m/s以上17.2m/s未満 樹木全体が揺れる。風に向かっては歩き難い。
17.2m/s以上20.8m/s未満 小枝が折れる。風に向かって歩けない。
20.8m/s以上24.5m/s未満 人家にわずかの損害が起こる。
(煙突倒れ、瓦がはがれる。
10 24.5m/s以上28.5m/s未満 陸地の内部に起こる事はまれである。
樹木が根こそぎになる。人家に大損害が起こる。
11 28.5m/s以上32.7m/s未満 めったに起こらない。広い範囲の破壊を伴う。
12 32.7m/s以上 被害はいよいよ大きくなる。
後日雲の写真は自身撮影の写真に取り替えます