|
|
|
|
|
|
|
2風の観測 |
|
1.風速 |
風速の単位:m(メートル)/s(秒) |
1秒間に何m空気が移動したか?風速の最小単位は0.1mです。 |
速度=移動距離÷時間 |
風は地上との相対的な空気の距離で、方位と速度を持つベクトル量 |
気象ではKt(ノット)と言う単位も使う。船の速さはKtが多い。 |
1Ktは1NM(海里)進む速さ。1NM(海里)=1、852Km |
|
2.風向 |
風が吹いてくる方向。 |
16方位で言い表す。東西南北・・・ |
天気予報では8方向で表す。 |
国際通報式(SYNOP−シノップ)や気象台の観測機器では36方位の場合もある。 |
|
3.風の観測機器 |
|
3−1風杯型風速計 |
|
|
|
3−2風車型風速計 |
|
|
|
3−3超音波型風速計 |
|
|
|
音波の伝播速度が風速よって変化する事を利用。 |
風速の弱いとき、気流の乱れ率の測定に適する。 |
|
4風の観測時間と場所 |
4−1時間 |
風速測定10分間の平均値 |
|
4−2場所 |
|
地上10mに設置するのが望ましい |
|
5平均風速・最大風速・最大瞬間風速の定義 |
5−1平均風速 |
10分間の平均風速 |
5−2最大風速 |
10分間の平均風速の値の最大値 |
5−3最大瞬間風速 |
測定期間の瞬間風速の最大値 |
5−4最大風速と最大瞬間風速の関係(突風率) |
最大瞬間風速は平均風速の1.5倍から2倍程度ーーー地形の影響により場所により変化 |
*突風率ーーー最大瞬間風速÷最大風速(平均風速) |
風は地表の形状と構造建築物により変化する事を風の息と言う。 |
観測データーは局地性の強い地上波ですが、観測データーの補正は行わない。 |
|
5飛行場における風速観測 |
航空機の離発着の際に風向風速に大きな影響を与えるので、2分間の平均風速を用いる。 |
航空機に関係ないところの観測点では10分間の平均風速が風速です。 |
飛行場ではこれより短い時間になっている。 |
1時間程度の2分間平均風速と10分間平均風速の最大値を比べると2分間平均風速の値の |
方が大きい。最大風速は平均風速の時間が短くなるほど大きくなる。 |
|
6ビューフォートの風力階級 |
|
風速と人の感じる強さと風見や木の葉などの動き |
風力
階級 |
開けた地面から10mの
高さにおける相当風速 |
地表物の状態(陸上) |
0 |
0.3m/s未満 |
静穏。煙はまっすぐの昇る |
1 |
0.3m/s以上1.6m/s未満 |
風向は、煙がなびくので分かるが
風見には感じない |
2 |
1.6m/s以上3.4m/s未満 |
顔に風を感じる。木の葉が動く。
風見も動き出す |
3 |
3.4m/s以上5.5m/s未満 |
黄の葉や細かい小枝絶えず動く。
軽い旗が動く |
4 |
5.5m/s以上8.0m/s未満 |
砂ほこりが立ち、紙片が舞い上がる。
小枝が動く。 |
5 |
8.0m/s以上10.8m/s未満 |
葉のある幹木揺れ始める。
池や沼の水面に波がしらが立つ。 |
6 |
10.8m/s以上13.9m/s未満 |
大枝が動く。伝染が鳴く。傘は、さしにくい。 |
7 |
13.9m/s以上17.2m/s未満 |
樹木全体が揺れる。風に向かっては歩き難い。 |
8 |
17.2m/s以上20.8m/s未満 |
小枝が折れる。風に向かって歩けない。 |
9 |
20.8m/s以上24.5m/s未満 |
人家にわずかの損害が起こる。
(煙突倒れ、瓦がはがれる。 |
10 |
24.5m/s以上28.5m/s未満 |
陸地の内部に起こる事はまれである。
樹木が根こそぎになる。人家に大損害が起こる。 |
11 |
28.5m/s以上32.7m/s未満 |
めったに起こらない。広い範囲の破壊を伴う。 |
12 |
32.7m/s以上 |
被害はいよいよ大きくなる。 |
|
|
|
|
後日雲の写真は自身撮影の写真に取り替えます |
|
|
|
|
|
|